「もういい!あっちいって!」「○○のこと、もう遊ばない!」
双子育児をしていると、こんなセリフが一日に何度も飛び交います。でもその5分後には「一緒にお絵かきしよう〜♪」と何事もなかったかのように寄り添ってる……。
双子のケンカと仲直りは、まさに“秒”で展開される不思議な世界です。
本記事では、我が家の双子が見せるケンカと仲直りのパターンや、親としてどう向き合っているかをご紹介します。
ケンカの理由は本当に些細
まず、双子のケンカは大抵「なんでそれで?」というほど些細なことがきっかけ。
- 色鉛筆の取り合い:「赤は私が先に使いたかったのに!」
- テレビのリモコン争奪戦:「次は私の番なのに押された!」
- 座る場所の取り合い:「ママの隣は私なのにー!」
まるで「どちらが1ミリでも先に触ったか」レベルの争いが始まり、部屋の空気が一瞬でピリピリします。
仲直りまでの“秒”の流れ
でも驚くのは、ケンカの後の展開の速さです。
ケンカして怒っていた2人が、10分も経たないうちにこんな感じで:
- 「ねぇ、プリン食べない?」
- 「さっきの○○ごめんね、これあげる」
- 「じゃあ、いっしょに遊ぼっか!」
本当に何事もなかったかのように、仲良く手をつないで遊び始めます。
仲直りのトリガーは“きっかけ作り”
面白いのは、どちらかが“空気を読んで”仲直りのきっかけを作ること。
例えば長女が拗ねていると、次女が好きなお菓子を差し出して「半分こしよう」と言ったり。逆に次女が涙ぐんでいると、長女が「じゃあ、このぬいぐるみ貸してあげる」と差し出したり。
この小さな思いやりが、まるで魔法のスイッチのように仲直りを呼び込んでいます。
親の役割は“見守り”
親としては、つい「やめなさい!」「またケンカして!」と口を出したくなりますが、我が家では基本は静観を心がけています。
もちろん危険がないかだけは注意しますが、あとは双子の中で自然と解決されるのを待つ方が、結果的に早く平和になります。
まとめ:ケンカも成長の一部
双子育児では「一緒にいる時間が長い」ゆえにケンカも多くなりますが、仲直りのスピードと絆の深さもその分だけ特別です。
お互いに育ち合うように、言葉や感情を通して学びながら成長している2人を、親としてあたたかく見守っていきたいと思います。

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